【学生インタビュー198】東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース1年 菅野龍樹

2017.1.1

”気になるあの人は何をしているんだろう ? ”

学生インタビュー198人目は、東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース1年 菅野龍樹 (かんのりゅうき) さんです。

優しさを忘れずに作品を描き続けたいという菅野さん。絵を描き始めたきっかけや、これからの目標について熱く語っていただきました !

自己紹介

東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース1年 菅野龍樹 (かんのりゅうき) です。山形県出身です。

好きな色は、チタニウムホワイトです。

他の色とは違った独特の粘り気があり、描いたものに張り付くので好きですね。混ぜる時に粘り気があると使いやすいので、そこも魅力だと思います !

絵を描き始めたきっかけは何ですか ?

小学生のとき、クラスでアニメのキャラクターを描くことが流行ったのですが、周りの友人は上手く描いているのに自分は全然描けなかったんです。

なので「アニメの絵が描けないなら、もっと別の分野があるのでは ? 」と思い、抽象画を描き始めました。当時は絵具を使い、空想のものを描くことが多かったですね。

僕は昔から線を描くのが苦手で、アニメの絵に挑戦したときも輪郭が描けませんでした。これは油絵を勉強している今の課題でもあるので、少しでも克服出来るよう頑張りたいです。

油絵を勉強しようと思った理由を教えてください

高校時代にある展覧会に行き、そこで観た作品に感激したことがきっかけです。

その作品を描いたのは女性なのですが、彼女と親友にまつわることが描かれていて、2人の繋がりを絵で表現出来ることに羨ましさを感じました。

「自分もこんな作品が描きたい」と思い、油絵を学ぶことを決めましたね。

作品を観たとき憧れというよりも、尊敬のような遠さを感じたことをはっきりと覚えています。

この絵を観ていなかったら今の自分はいないので、少しでも近づけるようになりたいですね。

洋画コースに入ってみて、どうですか ?

美術科全体のファンデーションプログラムという授業で、思考型と洞察型のワークショップを受けたのですが、そこで自分についての作品を作ったのが印象に残っています。

僕は、カルデラ湖をモチーフにした立体作品を制作しました。

この作品を作った理由は、自分の心に感情が溜まるような場所があると思い、それが山形の蔵王にあるお釜のようなものに見えたんです。それを自分の心と考えて、カルデラ湖で表しました。

作品の規定がなく、表現方法が自由だったのでとても面白かったですね。

また、大学に入ってから、以前よりも自分の視野が広くなってきているなと感じます。

今まで絵は観るものだと思っていましたが、絵はその空間を支配するものだということに気付かされましたね。絵という空間の中に入っているからこそ何かを感じることが出来ますし、入れる空間を作るためには必ず視野の広さが必要になります。

これからも様々な角度で物事を見ていき、絵を大きな世界にしていきたいです !

絵を描く上で大切にしたいことを教えてください

優しさを忘れないことです。

絵を描くというのは会話と一緒で、一筆一筆が言葉になってしまいます。

例えば、グチャグチャな絵を描いてそれを誰かに見せるということは、相手に対して嫌な言葉を言うのと一緒だと思うんです。

そうなるのは嫌なので、絵を描くときも会話の中でも思いやりの心を大切にしたいですね。

僕自身、やりたいことがあるからこそ絵を描き続けているので、最終的な目標を考えながら優しさを忘れずに描くことを心がけたいです。

菅野くんにとって絵はどんなものですか ?

自分にとって、それしかないものです。

朝起きると自分の近くに画材があり、描きかけの絵があるという状況なので、それしかないものかなと… (笑)

あとは、一番積み重ねてきたことなので、それを崩したくないという気持ちがありますね。

この気持ちが、絵を描く原動力に繋がっていると思います。

これからやってみたいことを教えてください

今のところやってみたいことが2つあります。

1つは、中国絵画における気を勉強したいです。

中国には気というものが日常的にあり、それを使って絵を描くのが中国絵画の特徴です。気というものについて深く知り、それを現代に応用出来ないのかを考えていきたいですね。

もう1つは、足で絵を描くことです。

アクションペインティングで知られた白髪一雄さんのように、足を絵筆代わりに使う手法に興味があります。

どういう作品かはまだ決まっていないので、とにかくやってみたいです ! 

将来どんな人になりたいですか ?

自分がこれから出逢う人を楽しくしたいですね。

楽しいというのは人それぞれ違いますが、本当に楽しいことって案外分からないと思うんです。

僕は楽しいというのは自由なことだと思っていて、自由といってもフリーダム (Freedom) ではなくリバティ  (liberty) のほうだと考えています。

リバティの意味で楽しくするために、美術だけでなく人との関わりも大切にしていきたいです。

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この記事を書いた人
きくちみ
私物は緑と青が多めです。

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