【学生インタビュー55】山形大学 人文学部 人間文化学科3年 渡邉悦生

2015.11.18

”気になるあの人は何をしているんだろう?”

学生インタビュー55人目は、山形大学人文学部人間文化学科3年 渡邉悦生 さんです。

現在いろいろな言語を幅広く学んでいるという彼に、言語学の魅力を聞きました。

自己紹介

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山形大学人文学部人間文化学科3年の渡邉悦生です。グローバル文化学コース欧米文化論を専攻しています。いろいろな言語の特徴を知りたいという思いから、英語・ドイツ語を中心に、古典ギリシャ語、ラテン語、スペイン語、フランス語、ノルウェー語、オランダ語などを浅く広く勉強しています。

また、サークルは、山形大学フィルハーモニーオーケストラに所属しています。楽器はバイオリンで、12月に定期演奏会を控えて練習をしています。

言語学に興味をもったきっかけは?

大学に入ってからドイツ語の勉強をはじめて、英語との類似点や相違点に気づいたのがきっかけですね。そこから、他の言語はどうなんだろう? と自分で調べ始めました。小さい頃から地図帳を眺めるのが好きだったのですが、世界にはいろいろな地形や気候があったり、それに影響されていろいろな文化が発展しているのに関心がありました。それが大学にきて、言語学という新たな切り口を見つけて、ハマってしまった感じです。

言語学の魅力は?

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ヨーロッパの言語は、その歴史的な背景からかなり類似性があるんです。もともとラテン語やギリシャ語などの古代の言語からその共通する祖先にあたる言語まで遡っていった結果推定される、インド・ヨーロッパ祖語とういうものがあるんですね。

それはヨーロッパの言語の原型ともいえるんですが、時代を経るにつれてお互いにまったく通じなくなるまで独自の発展を遂げて、別の言語になっていくんですよ。山脈や川で物理的な交流が制限されていたり、文化が発展した国で新しく生まれた概念が、その国の言葉とともに各国に伝わっていったりとか。

各国の言語を比較していくと、それだけでいろいろなことに気づけるので、とても知的好奇心が刺激される分野だと思います。

言語学を学ぶ意義とは?

日本人がなぜわざわざ欧米の言語を学ぶのかと思われるかもしれませんが、私は、日本人だからこそ、外国の言語を客観的に見ることができる強みがあると考えています。

たとえば、わたしたち日本人は、「は」と「が」の区別を無意識にしてしまっていて、使い分けを論理的に説明することは難しいですよね。小さいころから当たり前に触れてきたものは、客観視することがとても難しいんです。母語話者が無意識に使っていて、とうてい気づかないような新しい「発見」ができるのは、意外とその言語と無縁の母語を話している研究者だったりするのではないかと考えています。

文系学部は、考え方や独自の視点を深めるという側面が強い学問領域ですから、「発見」というものがなかなかできない分野なんです。その中でも言語学は、新しい法則を見つけやすい分野なので、いつか自分で新しい「発見」をしてみたい、という野望があったりします。

フィルハーモニーオーケストラについて教えてください

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自己紹介でも触れましたが、私は現在バイオリンをやっています。私を含めて、うちのサークルでは初心者がけっこういるんですが、楽器を楽しんで活動している人が多いですね。

12月13日(日) には、山形テルサで「第33回 定期演奏会」を行います。今年の演奏曲に共通するテーマは、「民族」です。ヨーロッパのいろいろな国のエスニックな雰囲気を楽しめる演奏会の構成になっています。

演奏会について詳しく教えてください

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1曲目、ムソルグスキーの「禿山の一夜」は、スラヴ系の音楽を取り入れた交響詩です。不気味な風景を音楽で描いていて、とても個性的で面白い曲です。

2曲目はハンガリー民謡を主題にした変奏曲で、民族音楽の良さが伝わってくる、私のお気に入りの曲です。タイトルは、「ハンガリー民謡『孔雀』による変奏曲」。ポスターの表紙の孔雀も、このタイトルからとりました。

3曲目のブラームスの交響曲はどれも有名なものばかりですが、その中でも今回は、「交響曲第2番ニ長調」を演奏します。ブラームスはドイツの人なのですが、この曲はオーストリアで作曲されました。第1番の苦しかった創作を終えてリラックスしていたとされるブラームスの心理状態を反映してか、とても伸びやかな曲調になっています。

最後に一言

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周りで外国に行っている人の話を聞いてみると、考え方や人間性などがすごく成長していると感じます。一度日本を出ることで、客観的に日本を見ることが出来るようになって心の余裕が出るのでしょうか。

私も入学当時から一度海外でいろいろな学びを得たいと思っていて、現在準備を進めている最中です。大学でもいろいろ留学を支援しているプログラムがあるので、みなさんもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

山形大学フィルハーモニーオーケストラ「第33回 定期演奏会」情報

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【日時】2015年12月13日(日) 開場 / 16:00 開演 / 16:30

【場所】山形テルサ テルサホール

【チケット】山形プレイガイド・山大生協・ミュージック昭和など

【Twitter】@phil_yamagata

ライター : たーかぎー

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